2017年08月07日

懐かしの赤岩生活


『ほとんどの方が知らないと思いますが、知床という登記された土地は、
羅臼にしかないんです。私も知床岬の赤岩という地区に私有地があり、
今も番屋が残っているんですよ』

と船長がよく、船でアナウンスすることがあります。

知床半島の先端『赤岩』地区は目梨郡羅臼町知床岬399番地に遺る最古の昆布番屋。
その最古の長谷川家の番屋を毎年写真家の伊藤健次さん、今井尚二さんが赤岩に行き
番屋を修繕して頂いております。

今年も1週間ほど赤岩い滞在し、番屋修繕をして頂きました。
その時の画像を伊藤さんに提供して頂きましたので、ご紹介します。
赤岩、浜に並べられた羅臼昆布。

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こちらが写真家の今井さん(手前)。
今年はボランティアの大学院生(奥)が一緒にお手伝い頂きました。
長谷川家のもう1軒の古い番屋の廃材を使用し、修復しました。

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こちらが伊藤さん。

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お二人には、いつも大変お世話になっております。
そして今回修繕したのは、こちらの部分です。

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修繕前

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修繕後

とても綺麗になりました!屋根も壁も見違えるくらいです。
『ありがとう、本当に頑張ってもらった!!』と船長は伊藤さんの説明を聞き
写真を見ながら、とても喜ばれておりました。

そんな歴史ある昆布漁、かつては知床岬を含め道路も電気も通っていない地区に
町の半分もの町民がその時期になると、家族総出(ペットたちも)で知床岬に
移り住んだそうですが、最近では船もよくスピードが出るため
わざわざ岬の先端で生活する必要がなくなってしまったんですね。
現在でも使われている番屋はたった2軒。
昭和40年頃は、知床岬の先端(赤岩)だけでも50軒ちかい昆布番屋があったそうです。

伊藤さんたちが、赤岩に残っているモノを数点持ち帰ってきてくれました。
こちらは、昆布漁の時に使う箱メガネ。歯型がくっきり残っていますね!

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昔はこのように木製の箱メガネでしたが、現在はプラスチック製のもの。
今では木製のものを使用している方はいません。
長谷川船長は、観光船の仕事を引退したら赤岩で仙人生活するのが夢だそうです。
小さい頃は、昆布漁のお手伝いが嫌で嫌で仕方がなかったと言っていましたが
船長は赤岩が大好きです!
赤岩という場所は、特別な所なんだと船長の話を聞きいつも感じています。

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長谷川船長のおじいちゃんと正人くん

そんな歴史ある知床岬の昆布漁。
現在、ギャラリーミグラードでは8月15日(火)まで『知床岬の昆布漁展』が開催中。
そこにはとても貴重なお写真が飾られておりました。

DSC_0583.JPG

長谷川家の古い写真も数点飾られておりました。
こちらは赤岩で撮影した家族・親戚の写真です。

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また世界の川端さんが昔(当時29歳)冬の知床岬を踏破した時の
貴重なお写真も展示されておりました。

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羅臼昆布は、工程が非常に多く手間暇かかった最高級昆布です。
羅臼お越しの際は、ぜひお土産にいかがでしょうか。

7月中旬に解禁となりました天然昆布漁。
羅臼の道の駅前でも、今現在は毎朝6時から12時まで天然昆布漁が行われております。
道路からでも見える場所で昆布を採っているので、お時間ある方はぜひ見学してみてください。

今朝はわりと穏やかそうに見えた沖ですが、次第に白波が目立っていきました。
本日1便目は、本船エンジントラブルのため他船でのご案内となりました。
皆さまにはご迷惑をお掛けし、大変申し訳ございませんでした。

2、3便目は高波・強風のため欠航となりました。
ご予約頂きましたお客様、申し訳ございません。

夕方、クジラの見える丘公園から沖観察をしましたが
まだ白波が目立っておりましたね…

DSC_0607.JPG

明日は3便運航予定です、条件のいい中出航できますように☆


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posted by e-shiretoko at 17:50| Comment(0) | 日記
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