2019年02月17日

港内の流氷


冬季クルーズは、早朝便の撮影コースの需要が多く
北方領土・国後島から昇る朝日、流氷、そしてオオワシ、オジロワシたちを
撮影するため沢山のお客様にご予約頂きます。
本日は早朝便、残念ながら日の出は厚い雲に覆われ見られませんでした。
しかし雲の切れ間から少しだけピンク色の光が溢れ、水色の流氷と
とても綺麗でしたね♪

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自然が相手なので、必ず太陽が見られるとは限りませんし
早朝便は流氷を探していかなければならないので、流氷帯に到達できるかも
わかりません。

本日のように雲が多い日は、流氷の青がとても綺麗に見られます♪
いつもより濃く、美味しそうな流氷ブルー!!
綺麗でもありますが、いつも『おいしいそ〜』と呟いてしまう大木です。

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早朝便、流氷の淵を移動しているとアザラシを発見。
暗くてはじめよく見えず、何かわからなかったのですが…
わりとそばでゆっくり観察でき、そばでプカプカ浮いていており
停船して観察、よく見てみるとクラカケアザラシのように見えました。

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わかりづらいですが、この黒い頭がアザラシです…笑

早朝便と9時便の撮影コースでは何とか流氷本体に到達することが出来ました。
多少波がありましたが、流氷の陰に入ると穏やかです。

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オオワシ、オジロワシは多い時で約200羽。
シンクロで撮影できたのは、こちら肩の白いラインが特徴的なオオワシです。

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最近、山の白と青が本当に美しく、よく狙っているのですが
なかなか思った時にうまくシャッターが切れず、出遅れます(汗)
羅臼岳とオオワシです。

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太陽があがった後、日が弱かったのですが
逆光の景色も私は好きなので、この優しい光加減も美しいです。

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こちらは手前がオオワシ、奥には尾羽が白い『オジロワシ』
オジロワシは羅臼町の鳥にも指定されております。

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風があったので、うまくその風を利用し飛び回るオオワシ、オジロワシ。
風が冷たくとーっても体が冷えるのですが、ワシ達には関係なし!!

次第にどんどん流氷は沖へ離れてしまい、また徐々に風波が強くなり、沖は白波(汗)
1時間の観光コースでは沖には出られず、港内に流入してきた流氷をご覧頂き
オオワシ、オジロワシの観察となりました。

沖に出られませんでしたが、港内で響き渡るのはカモメやワシ達の鳴き声
そして船長のマシンガントーク。

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羅臼の漁業の話、オオワシ、オジロワシたちの話、知床について
そして北方領土の話などなど。
『条件が良く、沖に出て流氷見て順調だったら俺だってこんだけ話さないんだよ!』

といつもは無口です!と言わんばかりのトークなので、
2階デッキでは大木が『どういう状況であろうが、うちの船長は毎日この調子です』
とちゃんと訂正しておきます(笑)

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羽を広げると約2m

こちらはオオワシ、そしてオオワシの上に写っているのはカラス。
カラスは自分の何倍も大きく強いワシのそばにこっそり近づき、
お構いなしで攻めます。
このように比較するといかにワシ達が大きいのかわかりやすいですね♪

お昼くらいまで青空もすこ〜し見えておりましたが、
徐々に雪が舞い、風が強くなってきました…

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深々と雪が降り続ける中でも、最終便は沢山ワシを観察することが
出来ましたね。

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1日の運航が本日も無事に終了しました!
多少風があり、気温はそれほど低くなかったのですが、
とても寒かったのです…皆さん大変お疲れ様でした。
風が吹くと体感温度がぐっと下がりますので、十分に暖かい格好でご乗船ください。



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posted by e-shiretoko at 22:03| Comment(0) | 日記