早朝はとても穏やかで、港を出ると海面には薄氷が張っておりました。
風が無く気温が下がると港内も凍りつきます。
最近の早朝便集合時間は5時半。
真っ暗な中出航するので、流氷を探しながら私たちは沖に出ていきます。
少しずつ明るくなり流氷がうっすら見えてきました。

船長『どうだエリカ、流氷は?』
大木『カミの方が流氷が近いように感じますが』
船長『そうか、じゃあカミ見に行くべ!!』
の私たちの会話にお客様が反応し…
2階にいらっしゃった皆さん私の後ろでザワザワ
お客様『カメ!?カメ見に行くって!!』『え?カメいたの!?』と言っていたので
慌てて大木…
『違います、カメ!ではなくカミです(笑)
カミというのは漁師さんたちの言葉で南を指すんです。
上(カミ)が南、下(シモ)が北なんですよ!私もカメは見たいですが(笑)』
と説明すると2階にいらっしゃった皆さんで爆笑。
カメは見られませんでしたが、綺麗な日の出は見られたのです♪
本日の日の出は6:18
雲が厚く心配しておりましたが、とっても美しい日の出が見られたではありませんか!!

船長撮影
海面に太陽の柱が綺麗に映り込み、赤く力強い太陽が北方領土・国後島から昇りました。

右を見ても左を見ても、柔らかい光の中
綺麗な景色が見られ皆さん思い思いに撮影されとりました♪

知床連山の山は残念ながら雲の中でしたが、白と青の色合いが
幻想的な景色を作り出しておりましたね。
本日は早朝便、他社の情報も含めるとオオワシ、オジロワシは500羽弱。
かなり広く分散しておりましたね。

本日は撮影コースは2便、観光コースが4便にて出航しました。
9時便、皆さん大きなカメラで一生懸命撮影しておりましたね。

9時便は観光でご乗船されたお客様も多かったので、
皆さんと沢山お話しさせて頂きました。
また、違う時期にも来て見たいと嬉しいお言葉!ぜひお待ちしております♪
こちらの肩が白いのがオオワシです。
白黒の羽と足とクチバシの黄色が目立ち、美しいですね。

朝は穏やかだったのですが、じわじわと西寄りの風が流氷を沖へ運んでいきます。

羽を広げると約2m、とても大きいですね!
こちらはオオワシです。

こちら全体的に茶色いのがオジロワシ。
オジロワシは羅臼の町の鳥にも指定されております。

お天気は徐々によくなり、次第に青空も見えてきました。
流氷は折り重なってどんどん成長していくので、凹凸ができ
そして水中に深く沈んでいる部分もあるんです。
ワシ達は流氷の高いところが好み♪

本日は6便運航となりましたが、徐々に沖に離れてしまった流氷。
そしてどんどん風波が強くなり、6便目は残念ながら港周辺の
波が低いところで運航。

そらは青空に、北方領土・国後島も最終便がすっきり端から端まで見えておりましたね。
青い空を大きく羽を広げ旋回するオジロワシ。
綺麗な月も見られました。

最終便、港周辺では沢山のヒメウ。

その他、クロガモ、カワアイサ、ケイマフリなども見られました。
河口付近、港内にはホオジロガモ、キンクロハジロ、スズガモ、シノリガモなども
見られましたよ。
明日も条件よく出航し、流氷本体に到達できますように。
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