2018年08月18日

赤岩で仙人生活


本日は3便運航予定でしたが、残念ながら高波強風のため
終日欠航となりました。
ご予約頂きましたお客様、申し訳ございませんでした。

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早朝、クジラの見える丘公園から観察しているとうねりと波がありました…
沿岸には本日も沢山のミズナギドリたち、ウトウも多く見られました。
ミズナギドリは強風を味方に悠々と飛び交う姿が見られました。
とてもかっこよく、こんな風に自由自在に飛んでみたいなぁといつも観察しています(笑)

午前中、長谷川船長の親戚にあたる昆布漁師さんの番屋へ
お邪魔させて頂きました^^
昨年まで昆布漁の時期、知床半島先端部の赤岩地区の番屋にて
生活していた小倉さんご家族です。

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『世界自然遺産・知床』手付かずの自然が残るイメージもあるかと思いますが、
知床半島の東側に位置する羅臼町は、100年以上も前から知床半島の先で昆布漁が
行われていました。

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赤岩で撮影された長谷川家の昔の写真です

『ほとんどの方が知らないと思いますが、知床という登記された土地は、
羅臼にしかないんです。私は知床岬の赤岩という地区に私有地があり、
今も番屋が残っているんですよ!』

と船長が船でアナウンスすることがあります。

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ずらりと浜に並べられた羅臼昆布

知床半島の先端『赤岩』地区は目梨郡羅臼町知床岬399番地に遺る最古の昆布番屋。
皆さん、ぜひ郵便番号を検索してみて下さい!
知床岬にはちゃんと郵便番号があり『086−1801』から始まっています。
ちなみに、知床ネイチャークルーズ事務所は086−1833になります。

今年も写真家の伊藤健次さん、今井尚二さんのお二人が
8月のはじめに1週間ほど赤岩に滞在、番屋を修繕して頂きました。

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写真家・今井尚二さん

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写真家・伊藤健次さん

毎年、綺麗に修繕して頂くのですが、自然の力、風の威力というのは
凄いもので…せっかく直してもまた1からやり直しということも多いようです。
今回も本当にありがとうございました!

そんな歴史ある昆布漁、かつては知床岬を含め道路も電気も通っていない地区に
町の半分もの町民がその時期になると、家族総出で知床岬に
移り住んだそうですが、最近では船もよくなりスピードが出るため
わざわざ岬の先端で生活する必要がなくなりました。
昨年まで使われていた番屋はたった2軒、そのうちの1軒が小倉さんの番屋です。

昭和40年頃は、知床岬の先端(赤岩)だけでも50軒近い昆布番屋が
あったそうですが、最後の2軒も昨年で撤退しました。

船長はよく言っています…
『俺は息子に舵を任せられるようになったら、1人赤岩で仙人生活をする!!』と。
長谷川船長にとって、赤岩という場所は特別で大好きな場所なんです。

小倉さんの番屋帰りに少し船での作業。
長谷川船長と一緒に写っているのは、国立科学博物館やTV局などが調査・撮影で
お世話になっている、超ベテラン船頭の長岡さんです!

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翼丸・船頭の長岡さんと長谷川船長

魚を獲ったら、長谷川船長は長岡さんの足元にも及ばないそうです。しかし…
昆布を採らせたら、長岡さんは3時間で親父さんからクビにされたそうですが
長谷川船長は3年は昆布を採った!と2人で張り合ってました(笑)

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写真中央が長岡さん

長岡さんの軽トラには、可愛らしいてるてる坊主♪
てるてる坊主に手を合わせ、明日のお天気をお願いしました。

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明日は晴れて、海も落ち着き無事出航できますように☆



【3便運航のご案内】

7月21日(土)〜8月25日(土)の期間は、出航時間が変則的になり
3便運航となりますので、出航時間にご注意ください。
8:30〜、11:30〜、14:00〜


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posted by e-shiretoko at 17:45| Comment(2) | 日記